旋回ベアリング

旋回ベアリング(旋回軸受・旋回輪・旋回座)は建設機械や設備機械など様々な旋回構造を持つ機械の旋回部分を支えるベアリングとして用いられています。

旋回ベアリングの特長

  • 1個の旋回軸受でスラスト荷重、ラジアル荷重及びモーメントを同時に受けることができます。
荷重の種類

アキシアル荷重(Fa
ベアリングに垂直に加わる荷重で上部旋回体の自重、吊上げ物重量、バランスウェイトなどの総重量

ラジアル荷重(Fr
ベアリングに水平に加わる荷重で歯車のかみ合い力、風圧、上部体の慣性力など

モーメント荷重(M
FaFr の作用点とベアリング軸中心との距離を、それぞれFaFr に積算した荷重の合計

※使用箇所により、荷重係数(衝撃係数)を考慮に入れる必要があります。

荷重
  • 外輪または内輪のいずれかに直接歯車の加工を施していますので、旋回部の構造を簡素化できます。
  • 外輪および内輪にベアリング取付用の通し穴またはタップ穴が加工されていますので、ベアリングの組み付け、取り外しが容易です。
  • 大型サイズまで対応しているため、より大きな負荷に対しても、低トルクで安心の旋回運動を得ることができます。
  • 受注生産に対応していますので、設計や仕様に合う独自の旋回ベアリングを使用できます。
旋回ベアリング内歯

旋回ベアリング内歯

旋回ベアリング外歯

旋回ベアリング外歯

旋回ベアリング歯なし

旋回ベアリング歯なし